by BISCO(Episode Sounds/Omit Vomit)
- RED RED KROVVY / S.T (R.I.P Society) 7" '13
| Melbourne、Sydneyに住むメンバーによる女性Voが現代のThe Bags、Alice Bag的感覚を思わせるRed Red Krovvyの1st 7"。 1曲1分前後の正にあの時代のあの感覚を現代にパッケージングしたようなショートパンクチューン盛りだくさんの好盤。 Psycho SurgeonsやChosen Few、Fun ThingsにVictimsにRazar… Australian Punkに影響を受けたと思うけどこのショートチューン連発はアメリカの方が影響大きいのかなと思った。(ざっくりしたイメージすぎるが) この後2nd 7"をPerthの好レーベルHelta Skeltaより発表、近々日本にも入荷すると思われるので気になった方は探してみて! Helta Skeltaとこのバンドについてはまた次回触れようと思う。 |
- HOUSEWIVES/Fuck You Or Fuck Yeah (Anti Fade) 7" '13
| R.I.P Societyから1st 7"を出していたSydney拠点70's Aussie Punk、Murder Punkスタイルの2nd 7"。前回にも書いたAusmuteantsのBillyのレーベルAnti Fadeより。 Red Red Krovvyよりもガシャガシャしててどパンクなボーカルがカッコよくて、このA面1曲目の「Fuck You Or Fuck Yeah」はベースのフレーズが印象的でその上に2本のギターがジャカジャカ鳴らされていて地下臭のするPunkなのにボーカルの歌の入れ方が上手いから凄くPopに感じる。 後半でベースだけになる部分なんかは凄くゾクゾクするけど。逆に「You've Got Eyes」なんかはイントロから胸を鷲掴みにされるPunkで最高です。 これの前にR.I.P Societyから1st 7"が出ていてこっちもお勧め。R.I.P SocietyのリリースはLPは色んな店に入荷してるけどこういう7"はなかなか入荷してないので探すのが結構大変だったりする。 |
- LOW LIFE/Dogging (R.I.P Society) LP '14
| 地元SydneyでTotal Control(Eddy Current Suppression RingのMikey Youngのバンド)を抑えて2014BEST LPとの声も上がるほど評価の高い1枚。 Cureを彷彿させるイントロから始まるDark Punk?Post Punk要素もあり、もちろんバンド名からも想像できるJoy Division?New Order的な要素もありだけどカテゴライズ不要かもしれないTotally Punkアルバム。 本人たちはbandcampでタグづけしているけど「space punk」はふざけているのかそうでないのか本意は不明だが言い得て妙な感じがする。 このLPの前にBrisbaneのレーベルNegative Guest Listから1枚7"を出している。 余談だがこのレーベルオーナーBrendonは2012年に他界しており、前回のレビューでも触れたMelbourneのBits Of ShitがTotal Punkから出した7"のタイトル曲は彼のバンド名をタイトルにした「Meat Thump」。彼への哀悼の意を込めてたのかなと思った。 |
- OILY BOYS/Majesty (R.I.P Society) 7" '14
| 地元SydneyのレコードショップRepress RecordsのBest Seller2014に輝いたHousewives、Low Lifeのメンバー在籍のOily Boysの記念すべき公式初7"。 Melbourneのバンド、GentlemenやDie Gutter Gods、そのDie Gutter GodsのリリースレーベルであるCool Death Recordsなんかとリンクする狂気のHardcore Punk、ボーカルがGentlemenと違って前回書いたFrancis Haroldなんかに近くてさらに怒り狂ってる感が出ていてR.I.P Societyというレーベルのイメージの別顔を観た感じがする素晴らしい一枚だと思う。 |
- RAW PRAWN/S.T (R.I.P Society) 7" '13
複数のバンドに在籍Sydneyを拠点にしているRaw Prawnの恐らく唯一の7"。ガシャガシャ(この表現好き)のRough Trade初期TV Personalities(Part Time Punks)やSwell Maps、Subway Sectなんかが好きなら好きになる3曲収録。 そこに影響あるのかないのかわかんないけど「None Left」ではPerthのPunk Legend、The Victimsの「Television Addict」を一瞬思わせる直角なギター音だったりするのにギターソロの部分はヨレヨレのソロが2本重なっていて一筋縄ではいかない雰囲気を出している。 余談だけど「Wrong Place Wrong Time」のAメロは思いっきりAusmuteantsの「Fed Through A Tube」に似てますね。 |
- STRAIGHT ARROWS/It's Happening (Agitated) LP+CD+DL CODE '13
| R.I.P Societyの1stリリースでもあるCircle Pitのメンバー始動別バンド、今やR.I.P SocietyだけでなくGoodbye Boozy(イタリア)、Anti Fade、Hozac(シカゴ)からもリリース、精力的にツアーも行うバンドの1st再発盤。 60'sを思わせるサウンドも聴きやすい歌も耳に残りやすいギターも各リリースレーベルにマッチしていてHozacなんかはある意味レーベルカラーを象徴している国外の唯一のバンドではないかなと思う。 そのどれも納得の完成度の高いものばかりで最初にどれを買っても満足行くものだと思う。 この再発盤はCDやTAPEでのリリースもされ、その上で再発まで出ている大ヒットアルバムで付属のCDにはUS Tour時のTAPE音源、DEMO音源が入っていてかなりお得感満載な一枚です。 なぜこの盤を選んだかというとこれを2枚持ってるからです。 はい、間違って2枚買いました。これを見た方誰か一枚あげます。 |